NS-6101 Rev.17
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R5

リモートI/O変換器 R5 シリーズ

R5シリーズ共通

主な機能と特長
●アナログ入出力やデジタル入出力信号をフィールドバス
(DeviceNet、CC-Linkなど)に入出力するリモートI/Oカード
●各種直入力信号に対応
●2重化対応可
アプリケーション例
●DCSやPLC用のリモートI/Oカード
●PC用入出力カード

価格

個別の仕様書をご参照下さい。

ご注文時指定事項

個別の仕様書をご参照下さい。
・R5-□(R5-DM除く)の各機種には、オプションがあります。詳細は、各機種個別仕様書を参照下さい。

通信カード:R5-①

詳細仕様は各カードの仕様書をご参照下さい。

①種類

NC1:CC-Link
NC2:CC-Link(32点対応)
ND1:DeviceNet
ND2:DeviceNet(32点対応)
NE1:Modbus/TCP(Ethernet)
NF1:Tリンク用
NM1:Modbus
NP1:PROFIBUS-DP
NP2:PROFIBUS-DP(32点対応)

ベースまたはダミーカード:R5-①

詳細仕様は各ベースの仕様書をご参照下さい。

①種類

◆ベース
BS04:入出力4スロット
BS05:入出力5スロット(シングルモード用)
BS08:入出力8スロット
BS09:入出力9スロット(シングルモード用)
BS16:入出力16スロット
EX1:増設電源カード用
◆ダミーカード
DM:ダミーカード

入出力カード:R5-①②

詳細仕様は各カードの仕様書をご参照下さい。

①種類

◆入出力カード
TS1:熱電対入力1点
TS2:熱電対入力2点
RS1:測温抵抗体入力1点
RS2:測温抵抗体入力2点
RSA1:測温抵抗体入力1点(高分解能)
RSA2:測温抵抗体入力2点(高分解能)
SS1:直流電流入力1点
SS2:直流電流入力2点
SV1:直流電圧入力1点
SV2:直流電圧入力2点
DS1:ディストリビュータ入力1点
DS2:ディストリビュータ入力2点
MS1:ポテンショメータ入力1点
MS2:ポテンショメータ入力2点
YS1:4~20mA DC 出力1点
YS2:4~20mA DC 出力2点
YV1:直流電圧出力1点
YV2:直流電圧出力2点
DA4:フォトカプラ絶縁入力4点
DA16:入力16点
PA2:積算パルス入力2点
DC4:リレー出力4点
DC16:オープンコレクタ出力16点
PC2:パルス出力2点
◆出力モニタ機能付入出力カード
TS1A:熱電対入力
RS1A:測温抵抗体入力
SS1A:直流電流入力
SV1A:直流電圧入力
DS1A:ディストリビュータ入力
MS1A:ポテンショメータ入力

②内部通信モード

S:シングル
W:2重化

入出力カード(ねじ端子台):R5T-①②

詳細仕様は各カードの仕様書をご参照下さい。

①種類

◆入出力カード
TS1:熱電対入力1点
TS2:熱電対入力2点
RS1:測温抵抗体入力1点
RS2:測温抵抗体入力2点
SS1:直流電流入力1点
SS2:直流電流入力2点
SV1:直流電圧入力1点
SV2:直流電圧入力2点
DS1:ディストリビュータ入力1点
DS2:ディストリビュータ入力2点
YS1:4~20mA DC 出力1点
YS2:4~20mA DC 出力2点
YV1:直流電圧出力1点
YV2:直流電圧出力2点
DA4:フォトカプラ絶縁入力4点
PA2:積算パルス入力2点
DC4:リレー出力4点
PC2:パルス出力2点
CT1:交流電流入力1点
CT2:交流電流入力2点
CTA1:交流電流入力1点(クランプ式交流電流センサCLSA用)
CTA2:交流電流入力2点(クランプ式交流電流センサCLSA用)
CTB1:交流電流入力1点(クランプ式交流電流センサCLSB用)
CTB2:交流電流入力2点(クランプ式交流電流センサCLSB用)
PT1:交流電圧入力1点
PT2:交流電圧入力2点

②内部通信モード

S:シングル
W:2重化

電源カード:R5-①

詳細仕様は各カードの仕様書をご参照下さい。

①供給電源

◆直流電源
PSR:24V DC
PSK:100~120V AC
PSL:200~240V AC

概要

1、概要
R5シリーズは電源カード、通信カード、入出力カードおよびベースから構成します。電源カードを2重化するために、増設電源カード用ベースを増設することが可能です。
■電源カード
供給電源から通信カードと入出力カードに必要な内部電源、接点入出力用の電源を作ります。
■通信カード
通信ライン(DeviceNetなど)と内部通信バスのゲートウェイとして働きます。
通信ラインからのデータを内部通信バスのデータに変換、また内部通信バスからのデータを通信ラインのデータに変換し出力します。
■入出力カード
内部通信バスから受信したデータをDA変換しアナログとして出力、また接点として出力する。またアナログ入力をAD変換し内部通信バスに出力します。
温度データ(熱電対入力、測温抵抗体入力)は温度単位が℃、Kの場合、実量値を10倍にした値(25.5℃では255とする)となります。また、°Fの場合は、実量値のままとなります(°Fの場合は10倍を行いません)。
内部通信バスを2系統備えたカードを用いることにより、ダブルモード(通信ラインの2重化)を可能にします。
■ベース
内部電源、内部通信バスのためのプリント基板を備えたカード取付用ベースです。
増設電源カード用ベース(形式:R5-EX1)を接続することにより、供給電源を2重化することができます。
R5-BS04、BS08、BS16は通信カードを2枚実装することができ、シングルモードとダブルモードで使用することができます。
R5-BS05、BS09は通信カードを1枚のみ実装することができ、シングルモードのみで使用します(ダブルモードで使用することはできません)。

2、シングルモード時の動作
アナログ出力・接点出力では、通信カードにて通信ラインから受信したデータを内部通信バスを経由し、入出力カードに送信します。入出力カードはこのデータからアナログ値または接点出力に変換し出力します。
アナログ入力・接点入力では、入出力カードで入力したアナログ値または接点データを内部通信バスを経由し、通信カードに送信します。通信カードはこのデータを通信ラインに出力します。

3、ダブルモード時の動作
通信カードを2台実装し、各入出力カードに“W”タイプ(通信2重化用)を実装することにより、容易に2重化を実現することができます。
ダブルモード用の入出力カードには2系統の独立した内部通信バスの通信ポートを備えています。2台の通信カードと接続することが可能となります。
アナログ出力・接点出力では、2系統の通信カードからランダムにデータを受信します。正常時は2系統からのデータを受信し、優先順位の高い通信カード(A)からのデータを出力します。
A系統の通信ラインの配線や通信カードの故障または内部通信バスの異常が発生した場合(通信時間異常、データ異常などが発生した場合)、B系統からのデータを採用し出力します。B系統の異常が発生するとA系統の状態を確認し正常ならばA系統のデータを採用するように戻ります。
A、B系統ともに異常の場合には、出力値を保持しどちらかの系統が正常になるのを待機します。
アナログ入力・接点入力では、常に2系統の内部通信バスからの入力値送信要求に応答しデータの送信を行います。これにより、全く独立した通信ラインを可能にします。

4、ホットスワップ、出力の変動
入出力カード、通信カードは各々にCPUを備えています。各カード間はシリアル通信によりデータの更新を行います。このため、ダブルモード時の通信カードの系統の切換時などにおいても、アナログ出力の瞬断やバンプなどは発生しません。
また、入出力カードや通信カードの交換も他のカードに影響を及ぼしません。このため、電源を入れたままの交換が可能となります。
複数のカードを同時に交換することは大きな電源変動を起こす可能性があります。交換時は1台ずつ行って下さい。
カードを実装する際は通信異常を招く恐れがあるので、素早く確実に行って下さい。
PROFIBUS通信カードの場合、規定により電源投入時に出力を全てOFFにしなければなりません。このため電源をONにしたまま、通信カードの交換はできません(接点出力の場合は全て
OFF、アナログ出力の場合はデータ“0”を出力します)。

関連機器

・コンフィギュレータソフトウェア(形式:R5CON)
コンフィギュレータソフトウェアは、弊社のホームページよりダウンロードが可能です。
本器をパソコンに接続するには専用ケーブルが必要です。
対応するケーブルの形式につきましては、ホームページダウンロードサイトまたはコンフィギュレータソフトウェア取扱説明書をご参照下さい。

機器仕様

接続方式:カードの種類によって異なりますので、各カードの
仕様書を参照して下さい。
ハウジング材質:難燃性灰色樹脂
■内部通信バス
通信周期:約50ms
■内部変換データ
入力カードの種類により変換データは異なりますので、個別の仕様書をご参照下さい。
●パーセントデータ
入力レンジを0~100%とし、16進数の0000~2710(0~
10000)に変換します。入力範囲は入力レンジの-15~+115%で、この範囲を超えた場合には-15%または115%に固定します。負の値は2の補数で表します。
電圧・電流出力も同様です。
注)スケーリング値の設定によっては-15%または115%に満たない場合があります。
●実量(温度入力)
熱電対や測温抵抗体入力では実量値(℃)を10倍した符号付バイナリデータに変換します。例えば、25.5℃の場合は“255”がデータとなります。また、温度単位が華氏(°F)の場合には整数部がそのままデータとなります。例えば、135.4°Fの場合は
“135”がデータとなります。負の値は2の補数で表します。
■スケーリング、ゼロ・スパン設定
温度データを0~100%データにする場合や、0~100%データをスケーリングする場合は、コンフィギュレータソフトウェア(形式:
R5CON)を用いて下さい。

設置仕様

使用温度範囲:-10~+55℃
使用湿度範囲:30~90%RH(結露しないこと)
使用周囲雰囲気:腐食性ガス、ひどい塵埃のないこと

消費電流の計算

基本構成

外形寸法図(単位:mm)

取付寸法図(単位:mm)

■4および5スロット用
■8および9スロット用
■16スロット用

ブロック図・端子接続図

CEマーキングの適合について