NS-8455 Rev.7
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R3RTU-EM2

エンベデッドコントローラR3RTUシリーズ

エンベデッドコントローラ

主な機能と特長
●R3シリーズのベースに実装し、マルチループコントローラとして機能
●MsysNet計器ブロックリストの機能を継承
●R3シリーズが持つ豊富なI/Oユニットを使用
アプリケーション例
●1台のユニット内部に最大16台のMsysNetカードを登録可能
●上位ソフト等から見るとL-Busの1ステーション
●1台のユニットで複数のPID制御が可能

形式:R3RTU-EM2

価格

基本価格 240,000円

ご注文時指定事項

・形式コード:R3RTU-EM2

関連機器

・ R3シリーズ(形式:R3-□)
  対応機種はエンベデッドシステム構成をご参照下さい。
・ コンフィギュレータ接続ケーブル
(形式:MCN-CONまたはCOP-US)
・ビルダーソフト(形式:SFEW3)
・コンフィギュレータソフトウェア(形式:R3CON)
・SCADALINXpro HMI パッケージ(形式:SSPRO6)
ビルダソフトとコンフィギュレータソフトウェアは、弊社のホームページよりダウンロードが可能です。

機器仕様

接続方式
・RS-232-C:9ピン、Dサブコネクタ(オス形)
・L-Bus:RJ-45モジュラジャック
・内部通信バス:ベース(形式:R3-BS)に接続
・内部電源:ベース(形式:R3-BS)より供給
・RUN接点出力:コネクタ形ユーロ端子接続
(適用電線サイズ:0.2~2.5mm2、剥離長:7mm)
ハウジング材質:難燃性樹脂
アイソレーション:L-Bus-RS-232-C・内部通信バス・内部電源-RUN接点出力間
バッテリバックアップスイッチ:使用時 SW3-3、SW3-4をONに設定(RTC、基本動作システムのバックアップに使用)
(バックアップ期間は満充電で約7日間)
表示ランプ
・RUN:緑色LED、CPU・入出力インタフェース正常時点灯
・ERR:赤色LED、システム異常時点灯
・CPU:赤色LED、
  CPU稼働中、点灯
  CPU停止中、消灯
  CPUプログラムモード時、点滅
・L-Bus:赤色LED、L-Busデータ送信時点灯
・ALM:赤色LED、
  計器ブロック(設定・データ)異常時、点滅(1Hz)
  計器ブロック(設定)破損時、点滅(2Hz)
・USR:赤色LED、ユーザシーケンスにより点灯
スケーリング:あり
PID制御
・比例帯(P):0~1000%
・積分時間(I):0.01~100分
・微分時間(D):0.00~10分
警報検出機能:PV(プロセス変数)上限警報、下限警報、偏差警報
シーケンス機能
・ロジック・シーケンス:処理周期ごとにシーケンス制御が実行される
・ステップ・シーケンス:処理周期ごとに条件が一致したステップ番号のシーケンス制御が実行される
処理周期:20~3000ms(10ms単位)
パラメータ設定:パソコンから専用ソフトウェア(形式:SFEW3)により設定
自己診断機能:ウォッチドッグタイマ、入出力データ判断他
■RUN接点出力(異常時接点開)
定格負荷:100V AC 0.5A(cosφ=1)
30V DC 0.5A(抵抗負荷)
最大開閉電圧:250V AC 220V DC
最大開閉電力:62.5VA(AC) 60W(DC)
最小適用負荷:10mV DC 1mA
機械的寿命:5000万回
開閉条件:
  正常時、接点閉
  異常時(停電時、CPU異常時、内部通信バス異常時)、接点開
  シーケンスにより強制接点開可能
パラメータクリアスイッチ:内部メモリクリア用のスイッチ
使用最初にSW4-1をONに設定

L-Bus仕様

通信規格:IEEE802.3u
伝送種類:10BASE-T/100BASE-TX
伝送速度:10/100Mbps(Auto Negotiation機能付)
制御手順:UDP/IP
伝送ケーブル:10BASE-T(STPケーブルカテゴリ5)
100BASE-TX(STPケーブルカテゴリ5e)
セグメント最大長:100m
設定可能アドレス:00~3F
アナログ:最大2点×16Gr×16CD=512チャネル
デジタル:最大32点×16Gr×16CD=8192チャネル
注)アナログ2点がデジタル32点に相当します。
アナログ2点分を減らせばデジタル32点分を増やすことができます。

制御演算(内部登録カード 1カードあたり)

調節器ブロック:5種類 2個まで設定可能
演算器ブロック
・演算器ブロック(1):47種類 32個まで設定可能
・演算器ブロック(2):1種類 8個まで設定可能
 (バッチ・プログラム設定ブロック)
・演算器ブロック(3):2種類 8個まで設定可能
 (折れ線リニアライザ、プログラム設定ブロック)
シーケンサ・ブロック:12個(89コマンド/1個)設定可能
機器間伝送端子ブロック:4種類 16個まで設定可能
・Ai受信端子:2点
・Di受信端子:32点
・Ao送信端子:2点
・Do送信端子:32点
フィールド端子ブロック:1個
フィールド接続端子:2種類 7個
システム内部スイッチ:1個
注)1台のコントローラに16カードまで内部登録できます。
各ブロックの詳しい内容は、計器ブロックリストをご参照下さい。

制御動作

入力信号異常時の制御動作:前回入力値保持
コントローラ異常時の制御動作:出力カードによる
復電時の制御動作:コールドスタート 起動時間 約40秒
ホットスワップ:非対応(通電時、入出力カード、通信カード、
R3RTU-EM2を脱着しないでください)
注)安全のために外部にインターロック回路を付けて下さい。
また、UPSを付けることをおすすめします。
ABF3、AB2、CB2等バックアップユニットの使用をおすすめします。
R3RTU-EM2を2台用いることによる2重化には対応していません。

設置仕様

使用温度範囲:-5~+50℃
使用湿度範囲:30~85%RH(結露しないこと)
使用周囲雰囲気:
腐食性ガス、ひどい塵埃のないこと
強電界、強磁界の発生がないこと
本体に直接振動や衝撃がないこと
取付:ベース(形式:R3-BS)に取付
質量:約220g

性能

内部処理アナログデータ:0~100.00%に対し0~10000(負数は2の補数となる)
消費電流:200mA
内部通信バス通信同期:約6ms/入出力カード
(入出力カード1台あたり約6ms。使用する台数に比例した時間が必要となる)
停電時許容時間
・入出力カード4枚以内、R3-PS1電源:
 1.5サイクル以内(交流電源)
 5ms以内(直流電源)
・入出力カード4枚以内、R3-PS3電源:
 10サイクル以内(交流電源)
 60ms以内(直流電源)
カレンダ時計:月差3分以下(周囲温度25℃のとき)
絶縁抵抗:100MΩ以上/500V DC
耐電圧:L-Bus-RS-232-C・内部通信バス・内部電源-RUN接点出力間
500V AC 1分間
供給電源-FG間(電源カードにて絶縁)
2000V AC 1分間

パネル図

外形寸法図(単位:mm)

ブロック図・端子接続図