NS-8464 Rev.15
価格の改定を実施させていただくことがございます。最新価格につきましては、お問い合わせ下さい。

R3-GE1

リモートI/O変換器 R3 シリーズ

通信入出力カード

(Modbus/TCP(Ethernet)用)
主な機能と特長
●Modbus/TCP上のデータを異なるプロトコルの通信カードで扱うことが可能となる通信入出力カード(ゲートウェイカード)
●通信カードからはアナログ入出力混在カードとして認識
●R3-NE1と同じModbus/TCPスレーブ機器
アプリケーション例
●Modbus/TCPとCC-Linkのゲートウェイ

形式:R3-GE1S①

価格

基本価格 65,000円
加算価格
・オプション仕様により加算あり。

ご注文時指定事項

・形式コード:R3-GE1S①
①は下記よりご選択ください。
(例:R3-GE1S/CE/Q)
・オプション仕様(例:/C01)

通信

S:シングル

①付加コード(複数項指定可能)

◆規格適合
無記入:CE適合なし
/CE:CE適合品
◆オプション仕様
無記入:なし
/Q:あり(オプション仕様より別途ご指定下さい。)

オプション仕様

◆コーティング(詳細は、弊社ホームページをご参照下さい。)
/C01:シリコーン系コーティング +1,000円
/C02:ポリウレタン系コーティング +1,000円
/C03:ラバーコーティング +1,000円

注意事項

・通信カード(形式:R3-NC2、R3-NEIP1、R3-NF□、
R3-NL□)と組合わせて使用することはできません。
・通信カードのファームウェアバージョンにより使用できない場合がありますのでご注意下さい。なお、組合せ可能な通信カードのファームウェアバージョンは次の通りです。
 ファームウェアバージョンV1.00以降(形式:R3-NM3、
 R3-NML3)
 ファームウェアバージョンV2.00以降(形式:R3-NC1、
 R3-NC3、R3-ND□、R3-NE1、R3-NFL1、R3-NM1、
 R3-NM4、R3-NP1)
 ファームウェアバージョンV3.00以降(形式:R3-NMW1、
 R3-NW1)
 上記以外はファームウェアバージョンの制限なし

関連機器

・コンフィギュレータソフトウェア(形式:R3CON)
コンフィギュレータソフトウェアは、弊社のホームページよりダウンロードが可能です。
本器をパソコンに接続するには専用ケーブルが必要です。
対応するケーブルの形式につきましては、ホームページダウンロードサイトまたはコンフィギュレータソフトウェア取扱説明書をご参照下さい。

機器仕様

接続方式
・Ethernet:RJ-45モジュラジャック
・内部通信バス:ベース(形式:R3-BS□)に接続
・内部電源:ベース(形式:R3-BS□)より供給
・RUN接点出力:M3ねじ2ピース端子台接続
(締付トルク0.5N・m)
推奨圧着端子:R1.25-3(日本圧着端子製造、ニチフ)
(スリーブ付圧着端子使用不可)
(適用圧着端子サイズの図を参照)
・適用電線サイズ:0.75~1.25mm2
端子ねじ材質:鉄にニッケルメッキ
アイソレーション:Ethernet-内部通信バス・内部電源-RUN接点出力間
RUN表示ランプ:赤/緑2色LED
Modbus/TCP通信正常時かつR3通信カード側フィールドバス正常時 緑色点灯
データ受信時 赤色点灯
ディップスイッチにより設定
ERR表示ランプ:赤/緑2色LED
交信異常時 緑色点灯/点滅
(ケーブル断時は消灯、異常設定時は点滅)
データ送信時 赤色点灯
ディップスイッチにより設定
占有カード数設定:ディップスイッチにより設定
■RUN接点出力
RUN接点:RUN表示ランプが緑色点灯時ON
(Modbus/TCP 通信正常時かつR3通信カード側フィールドバス正常時ON)
定格負荷:250V AC 0.5A(cosφ=1)
30V DC 0.5A(抵抗負荷)
(EU指令適合品として使用する場合は50V AC未満となります)
最大開閉電圧:250V AC  30V DC
最大開閉電力:250VA(AC) 150W(DC)
最小適用負荷:1V DC  1mA
機械的寿命:2000万回(300回/分)
誘導負荷を駆動する場合は接点保護とノイズ消去を行って下さい。
■適用圧着端子サイズ (M3ねじ)

Ethernet仕様

通信規格:IEEE 802.3u
伝送種類:10BASE-T/100BASE-TX
伝送速度:10/100Mbps(Auto Negotiation機能付)
制御手順:Modbus/TCP
データ:RTU(Binary)
コネクション数:2個
伝送ケーブル:10BASE-T(STPケーブル カテゴリ5)
100BASE-TX(STPケーブル カテゴリ5e)
セグメント最大長:100m
Ethernet表示ランプ:LINK、DPLX、LINK10、LINK100、COL
IPアドレス:コンフィギュレータソフトウェア(形式:R3CON)にて設定、変更可能(初期値:192.168.0.1)
Port番号:502

設置仕様

使用温度範囲:-10~+55℃
使用湿度範囲:30~90%RH(結露しないこと)
使用周囲雰囲気:腐食性ガス、ひどい塵埃のないこと
取付:ベース(形式:R3-BS□)に取付
質量:約200g

性能

占有エリア:16×n(1~8の設定した占有カード数)
消費電流:100mA
絶縁抵抗:100MΩ以上/500V DC
耐電圧:Ethernet-内部通信バス・内部電源-RUN接点出力間
1500V AC 1分間
供給電源-FG間(電源カードにて絶縁)
2000V AC 1分間

適合規格

適合EU指令:
電磁両立性指令(EMC指令)
 EMI EN 61000-6-4
 EMS EN 61000-6-2
RoHS指令

パネル図

Modbusファンクションコード

Modbus I/O割付

伝送データ

本体側面のディップスイッチで、占有カード数設定を行います。
占有カード1枚につき、アナログ入力16ワード、アナログ出力16ワードの入出力カードとなり、最大8枚(入力128ワード、出力128ワード)の伝送が可能です。Modbus/TCPから本器を見た場合、最大8枚の入出力カードが実装されたことになります(最大8スロットを占有します)。
占有カードの入出力の設定における“入力”とは、下記の信号の流れを示します。
  [Modbus通信]⇒[R3-GE1カード]⇒[R3ベース]⇒[R3通信カード]
入力に対し、Modbus/TCP通信において出力(Holding Register)のコマンドが有効となります。出力には入力(Input Register)のコマンドが有効となります。
注)占有カードが設定されている空きスロットに、実入出力カードを実装しないで下さい。
  実入出力カードを実装した場合、内部通信バスでエラーが発生し、正常動作できません。
  また、実入出力カード数と占有カード数の合計が、16枚以下になるように設定して下さい。
  16スロットを超える分のデータを、通信カードで読出すことはできません。

入出力データ

■カード情報、データ異常情報
■アナログ入出力データ

外形寸法図(単位:mm)・端子番号図

ブロック図・端子接続図

システム構成例

本器をゲートウェイとして、Modbus/TCPのデータをCC-Linkのデータに変換した場合、下図のようになります。