NS-8709 Rev.9
価格の改定を実施させていただくことがございます。最新価格につきましては、お問い合わせ下さい。

D3-NS1

テレメータ D3 シリーズ

通信カード

(多重伝送(SIN-NET)用)
主な機能と特長
●ステーション番号の設定だけでユニット間の多重伝送が可能(ソフト不要)
●当社製の分散形多重伝送ユニット(形式:DLA1)と接続、置換え可能

形式:D3-NS1-①②

価格

基本価格 110,000円
加算価格
100~120V AC電源  +11,000円
200~240V AC電源  +11,000円
24V DC電源  +11,000円
・オプション仕様により加算あり。

ご注文時指定事項

・形式コード:D3-NS1-①②
①、②は下記よりご選択ください。
(例:D3-NS1-R/Q)
・オプション仕様(例:/C01)

①供給電源

N:供給電源回路なし
◆交流電源
K3:100~120V AC(許容範囲 85~132V AC、47~66Hz)
L3:200~240V AC(許容範囲 170~264V AC、47~66Hz)
◆直流電源
R:24V DC(許容範囲 ±10%、リップル含有率 10%p-p以下)
*、電源カードと併用する場合は使用できません。
  電源の2重化時は使用できません。

②付加コード

◆オプション仕様
無記入:なし
/Q:あり(オプション仕様より別途ご指定下さい。)

オプション仕様

◆コーティング(詳細は、弊社ホームページをご参照下さい。)
/C01:シリコーン系コーティング +1,000円
/C02:ポリウレタン系コーティング +1,000円
/C03:ラバーコーティング +1,000円

注意事項

D3-NE1、D3-NM1などの上位通信カードと接続できないため、上位通信およびPC制御機能はありません。
DLA1(接点のみのユニットは除く)と組合わせる場合、D3CONの設定が必要になります。詳細は取扱説明書をご参照下さい。

関連機器

・リンクアダプタ(形式:DAL4)

機器仕様

接続方式
・SIN-NET:コネクタ形ユーロ端子台
(適用電線サイズ:0.2~2.5mm2、剥離長 7mm)
・内部通信バス:ベース(形式:D3-BS□)に接続
・内部電源:ベース(形式:D3-BS□)より供給
・供給電源・RUN接点出力:M3ねじ2ピース端子台接続(締付トルク0.5 N・m)
推奨圧着端子:R1.25-3(日本圧着端子製造、ニチフ)
(スリーブ付圧着端子使用不可)
(適用圧着端子サイズの図を参照)
・適用電線サイズ:0.75~1.25mm2
端子ねじ材質:鉄にニッケルメッキ
アイソレーション:SIN-NET-内部通信バス・内部電源-供給電源-RUN接点出力-FG・FG1間
スロット割付設定:側面のディップスイッチにより設定
RUN表示ランプ:緑色LED、通信正常時緑色点灯
ERR表示ランプ:赤/緑2色LED、通信異常時緑色点灯/点滅
ステーション番号設定重複時赤色点滅(赤色点滅時は電源の再投入が必要になります。)
■RUN接点出力
RUN接点:RUN表示ランプが緑色点灯時ON(SIN-NET 交信正常時ON)
RUN接点(LED)の動作
・入力のみの場合
ネットワークにデータを正常に送信するとON(点灯)します。ネットワークが異常になるとOFF(消灯)します。異常後ネットワークは、再構築されます。
・出力のみまたは入出力混在の場合
対応する入力ユニットからのデータを正常受信するとON(点灯)します。対応する入力ユニットからのデータが、途絶えるとOFF(消灯)します。また、ネットワークが異常になるとOFF(消灯)します。
定格負荷:250V AC 0.5A(cosφ=1)
30V DC 0.5A(抵抗負荷)
最大開閉電圧:250V AC  30V DC
最大開閉電力:250VA(AC) 150W(DC)
最小適用負荷:1V DC  1mA
機械的寿命:2000万回(300回/分)
誘導負荷を駆動する場合は接点保護とノイズ消去を行って下さい。
■適用圧着端子サイズ (M3ねじ)

多重伝送仕様

通信方式:同期式半二重
通信規格:RS-422準拠
伝送速度:125kbps
制御手順:SIN-NETプロトコル
(専用手順でDATAフォーマットはSDLC準拠)
誤り制御方式:CRC
伝送ケーブル:CPEV-0.9φ
伝送距離:1km以下(16局接続時)
3km以下
(A地点3局とB地点3局間の伝送時)
伝送ラインの終端抵抗:内蔵(伝送ラインの末端以外のインタ
フェースカードでは、付属のショートチップを取外して下さい)
ステーション番号設定:00~FF(16進数)ロータリースイッチにより設定

設置仕様

消費電力
・交流電源:約20VA
・直流電源:約12W
消費電流(供給電源なし):120mA
出力電流(供給電源あり):20V DC 250mA(連続)
400mA(10分間)
使用温度範囲:-10~+55℃
使用湿度範囲:30~90%RH(結露しないこと)
使用周囲雰囲気:腐食性ガス、ひどい塵埃のないこと
取付:ベース(形式:D3-BS□)に取付
質量:約200g

性能

絶縁抵抗:100MΩ以上/500V DC
耐電圧:SIN-NET-内部通信バス・内部電源-供給電源-
RUN接点出力-FG・FG1間
1500V AC 1分間

伝送時間の算出方法

多重伝送ラインにデータを送出するのは、プロセス信号を入力するカードを持つユニットだけです。下記の各ユニットについて伝送時間を集計します。
伝送時間(ms)
・接点入力32点用:1.5
・接点入力64点用:3
・接点入出力各16点用:1.5
・アナログ入出力各32点用:48
・アナログ入出力各16点用:24
・アナログ・接点入出力各8点用:12
ただし、アナログカードを持つユニットは同一のユニットのデータを連続して送出せずに、自局の伝送の順番が来るたびに1点ずつ伝送します。
例えば、接点入力32点のカードを持つユニット1局とアナログ入力32点のカードを持つユニット1局が接続されている場合、接点入力32点とアナログ入力1点を交互に伝送します。したがって、一巡伝送時間は、接点信号伝送時間32回×1.5ms=48msとアナログ伝送時間48msの合計96msになります。この方式により、変化の早いオンオフ信号の伝送を優先することができます。

パネル図

外形寸法図(単位:mm)・端子番号図

ブロック図・端子接続図

システム構成例