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詳細につきましては仕様書PDFをご参照ください。


22LA1

多重伝送システム

小形多重伝送ユニット

主な機能と特長
●アナログ・デジタル・パルス入出力信号を時分割多重伝送するシステム
●分散設置されたユニット相互間を1本のより対線で接続
●マスターステーションを持たない伝送方式により拡張が自由(最大256ユニット、2000点まで可能)
●オールインワン構造
●入出力の増設は、ユニット単位で独立して可能
アプリケーション例
●入出力信号数が少ないので小規模なシステムに最適
●コンピュータ用リモートI/OシステムまたはテレメータのI/Oユニットに
●DL□と伝送手順が同じなので22LA1システムにDLA1ユニットを接続

形式:22LA1-3①-②

価格
各ユニットを参照下さい。

ご注文時指定事項
・形式コード:22LA1-3①-②
①、②は下記よりご選択下さい。
(例:22LA1-3A4-K)

多重伝送部
3:小規模より対線用

①入出力部
A1:Di 24点(BCD) 150,000円
A2:Di 16点(BCD) 100,000円
A4:Di 8点 65,000円
C1:Do 24点(BCD) 150,000円
C2:Do 16点(BCD) 100,000円
C7:Do 8点(リレー) 65,000円
C8:Do 8点(フォトMOSリレー) 65,000円
E5:Di 4点+Do 4点(リレー) 65,000円
E6:Di 4点+Do 4点(フォトMOSリレー) 65,000円
G3:Ai 8点 160,000円
G4:Ai 4点 130,000円
M3:Ao 8点 160,000円
M4:Ao 4点 130,000円
P4:Pi 4点 130,000円
U4:Po 4点 130,000円

②供給電源
◆交流電源
K:85~132V AC(許容範囲 85~132V AC、47~66Hz)
L:170~264V AC(許容範囲 170~264V AC、47~66Hz)
◆直流電源
S:12V DC(許容範囲 ±10%、リップル含有率 10%p-p以下)
R:24V DC(許容範囲 ±10%、リップル含有率 10%p-p以下)

機器仕様
構造:プラグイン構造
接続方式
・電源部:M3.5ねじ端子接続
・入出力部:M3.5ねじ端子接続、26ピンまたは34ピンコネクタ
・通信部:コネクタ形ユーロ端子台
ハウジング材質:難燃性黒色樹脂
アイソレーション:入出力-伝送部-リセット-電源間
(*リセットはパルス入出力ユニットのみ)
伝送ラインの終端抵抗:内蔵(伝送ラインの末端以外のユニットでは、付属のショートチップを取外して下さい。)
電源表示ランプ:赤色LED、正常時点灯、電圧低下時消灯
RUN表示ランプ:赤色LED、異常時消灯
■RUN接点出力:異常時接点開
定格負荷:125V AC 0.5A(cosφ=1)
30V DC 0.5A(抵抗負荷)
最大開閉電圧:250V AC 125V DC
最大開閉電力:62.5VA(AC) 60W(DC)
最小適用負荷:10mV DC 1mA
機械的寿命:5000万回(300回/分)1億回以上(180回/分)
異常監視
・通信異常:伝送ラインの無通信異常データを受信、多重伝送ラインの異常データ受信、ネットワーク異常   
・CPU異常:ウォッチドッグタイマによるCPUの故障検知
・電源電圧異常:CPU供給電源の低下検知

通信仕様
伝送路形態:マルチドロップ
通信規格:EIA RS-422 準拠
通信方式:2線式半二重
伝送速度:125kbps
制御手順:SDLC
符号化方式:NRZ
プロトコル:SIN-NET(DATA・M専用の手順)
検定方式:CRC
伝送距離:500m
伝送回線:より対線CPEV-0.9φ

設置仕様
消費電力
・交流電源:約5VA
・直流電源:約4.4W(24V DC時 約180mA)
ただしリレー接点8点最大負荷時
使用温度範囲:-5~+50℃
使用湿度範囲:30~90%RH(結露しないこと)
使用周囲雰囲気:腐食性ガス、ひどい塵埃のないこと
取付:壁またはDINレール取付
質量:約400g

性能
許容瞬停時間:10ms以下
絶縁抵抗:
入出力-伝送部-電源-リセット*-大地間
*リセット端子はパルス入出力ユニットのときのみ付きます。
100MΩ以上/500V DC
耐電圧:
入出力-伝送部-リセット*間
500V AC 1分間
電源-入出力・伝送部・リセット*間
1500V AC 1分間
大地(FG)-各間
1500V AC 1分間
*リセット端子はパルス入出力ユニットのときのみ付きます。

解説
■RUN接点(LED)の動作
●入力ユニット
入力ユニット(A1、A2、A4、G3、G4、P4)は、ネットワークを構築するとON(点灯)します。
ネットワークが異常になるとOFF(消灯)します。
異常後ネットワークは、再構築されます。
●出力ユニット
出力ユニット(C1、C2、C7、C8、M3、M4、U4)は、ネットワークを構築し、対応する入力ユニットからのデータを正常受信するとON(点灯)します。対応する入力ユニットからのデータが、途絶えるとOFF(消灯)します。
また、ネットワークが異常になるとOFF(消灯)します。
・出力ユニットを22LS1(DLS)と経由
22LS1を経由し、出力ユニットと入力ユニットを接続する場合、1度ON(点灯)すると、入力ユニットの状態や22LS1と22LS1間のNTT回線の状態に関係なく、ON(点灯)したままとなります。
・出力ユニットをDLCと接続
出力ユニットをDLCと接続する場合(DLCから出力ユニットにデータをセットする場合)、正常データを受信し、1度ON(点灯)するとデータを更新しなくても、ON(点灯)したままとなります。
●入出力ユニット
入出力ユニット(E5、E6)は、入力ユニットと出力ユニットの条件を合わせて動作します。
《ご注意》
ネットワークが再構築する場合、ネットワークに接続されている全てのユニットのRUN接点(LED)がOFF(消灯)となり、再構築後にON(点灯)となります。
ノイズ等の原因により、ネットワークが再構築する場合、RUN接点(LED)は、短時間OFF(消灯)となり、すぐにON(点灯)となります。
■ステーション番号の設定方法
①入力専用ユニットと出力専用ユニットの組み合わせ
ステーション番号を一致させます。出力専用ユニットは、複数台使用できます。
②入出力混在ユニット相互間の組み合わせ
2台のユニットのステーション番号を偶数番号から始まる連番に設定します。
③コンピュータインタフェースと組み合わせるとき
コンピュータインタフェース内に仮想の入出力ユニットがあるものとして設定します。
■伝送時間の算定方法
多重伝送ラインにデータを送出するのは、入力ユニットと入出力ユニットだけです。
下記の各ユニットについて伝送時間を集計して下さい。
・接点入力16、24点〔BCD〕(A1、A2):1.5ms
・接点入力8点(A4):1.5ms
・接点入出力各4点(E5、E6):1.5ms
・アナログ入力8点(G3):12ms
・アナログ入力4点(G4):6ms
・パルス入力4点(P4) :6ms
ただし、アナログ入力ユニット、パルス入力ユニットは同一ユニットのデータを連続して送出せずに自局の伝送の順番がくるたびに1点づつ伝送します。
例えば、接点入力8点のユニット1台とアナログ入力4点のユニットが1台接続されている場合、接点入力8点とアナログ入力1点を交互に伝送します。したがって一巡伝送時間は、接点信号伝送時間4回×1.5ms=6msとアナログ伝送時間6msの合計12msになります。この方式により、変化の早いオンオフ信号の伝送を優先することができます。

パネル図

外形寸法図(単位:mm)・端子番号図

ブロック図・端子接続図

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