NS-7772-AX Rev.3
価格の改定を実施させていただくことがございます。最新価格につきましては、お問い合わせ下さい。

R7G4HML3-6-LC2

リモートI/O R7G4H シリーズ

少点数入出力ユニット

(MECHATROLINK-Ⅲ用、ロードセル入力、絶縁2点、ねじ端子台、メッセージ通信設定コマンド対応)
主な機能と特長
●MECHATROLINK-III用ロードセル2点入力の少点数入出力ユニット
●コンフィギュレータソフトウェア(形式:R7CFG)を用いることにより、入力1点ごとの設定、ゼロスパン調整、スケーリング設定の変更などが可能

形式:R7G4HML3-6-LC2-R①

価格

基本価格 98,000円
加算価格
・オプション仕様により加算あり。

ご注文時指定事項

・形式コード:R7G4HML3-6-LC2-R①
①は下記よりご選択下さい。
(例:R7G4HML3-6-LC2-R/R20/F2K/Q)
・オプション仕様(例:/C01/SET)

端子台

6:電源用:ねじ端子台
    通信用:MECHATROLINK-Ⅲ専用コネクタ
    入出力用:ねじ端子台

種類

LC2:ロードセル入力2点

供給電源

◆直流電源
R:24V DC(許容範囲 ±10%、リップル含有率 10%p-p以下)

①付加コード(複数項指定可能)

◆入力範囲
(必ずご指定下さい)
/R20:-2~+2mV/V
/R10:-1~+1mV/V
/R05:-0.5~+0.5mV/V
◆CRフィルタ
(必ずご指定下さい)
/F2K:2kHz/2Hz
/F1:1Hz/2Hz
◆オプション仕様
無記入:なし
/Q:あり(オプション仕様より別途ご指定下さい。)

オプション仕様(複数項指定可能)

◆コーティング(詳細は、弊社ホームページをご参照下さい。)
/C01:シリコーン系コーティング +1,000円
/C02:ポリウレタン系コーティング +1,000円
/C03:ラバーコーティング +1,000円
◆出荷時設定
/SET:仕様伺書(図面番号:NSU-7772-LC2)通りに設定 +0円

関連機器

・コンフィギュレータソフトウェア(形式:R7CFG)
コンフィギュレータソフトウェアは、弊社のホームページよりダウンロードが可能です。
本器をパソコンに接続するには専用ケーブルが必要です。
対応するケーブルの形式につきましては、ホームページダウンロードサイトまたはコンフィギュレータソフトウェア取扱説明書をご参照下さい。

機器仕様

接続方式
・MECHATROLINK-III:MECHATROLINK-III専用コネクタ
・供給電源・入出力信号:M3ねじ2ピース端子台接続
(締付トルク0.5N・m)
圧着端子:「推奨圧着端子」の図を参照下さい。
・推奨メーカ:日本圧着端子製造、ニチフ
・適用電線サイズ:0.25~1.65mm2(AWG22~16)
端子ねじ材質:鉄にニッケルメッキ
ハウジング材質:難燃性灰色樹脂
アイソレーション:入力0・モニタ出力0-入力1・モニタ出力1-
MECHATROLINK・FE-供給電源間
入力ゼロ調整:R7CFGにより設定
入力スパン調整:R7CFGにより設定
負荷係数設定:R7CFGにより設定
平均回数設定:R7CFGにより設定
印加電圧設定:R7CFGにより設定
ローパスフィルタ設定:R7CFGにより設定
モニタ出力設定:R7CFGにより設定
状態表示ランプ:PWR、ERR、CON、LNK1、LNK2で状態を表示
(詳細は取扱説明書を参照下さい)
入力状態表示ランプ:A.ZERO、ZERO、SPAN、MODE、RESET、UNDER、0-100、OVERで入力の状態を表示
(詳細は取扱説明書を参照下さい)
■推奨圧着端子

MECHATROLINK-III仕様

伝送速度:100Mbps
伝送距離:最大6300m
局間距離:最大100m
伝送ケーブル:MECHATROLINK専用ケーブル
(安川コントロール株式会社製 形式:JEPMC-W6013-□-E)
コネクタ:タイコエレクトロニクス製インダストリアルミニI/Oコネクタ
最大接続スレーブ数:最大62局
(マスタユニットにより、最大接続スレーブ数が変わる場合があります。マスタユニットの取扱説明書にてご確認下さい)
対応伝送周期:125μs、250μs、500μs、1~64ms(1ms刻み)
対応通信周期:125μs~64ms
対応プロファイル:標準I/Oプロファイル(サイクリック通信モード時)、イベントドリブン通信ID情報取得用プロファイル(イベントドリブン通信モード時)
伝送バイト数:16バイト
局アドレス設定:03H~EFH(ロータリスイッチにより設定)
サイクリック通信モード:サイクリック通信対応
イベントドリブン通信モード:イベントドリブン通信対応
対応メッセージ通信コマンド:01H、7FH
他スレーブ監視機能:非対応

入力仕様

■ロードセル入力
●組合わせロードセル仕様
信号入力範囲:
・付加コード/R20
 -2~+2mV/V(5V印加時)
 -4~+4mV/V(2.5V印加時)
・付加コード/R10
 -1~+1mV/V(5V印加時)
 -2~+2mV/V(2.5V印加時)
・付加コード/R05
 -0.5~+0.5mV/V(5V印加時)
 -1~+1mV/V(2.5V印加時)
最大入力可能範囲:
・付加コード/R20
 -3~+3mV/V(5V印加時)
 -6~+6mV/V(2.5V印加時)
・付加コード/R10
 -1.5~+1.5mV/V(5V印加時)
 -3~+3mV/V(2.5V印加時)
・付加コード/R05
 -0.75~+0.75mV/V(5V印加時)
 -1.5~+1.5mV/V(2.5V印加時)
ゼロ調整範囲:
・付加コード/R20
 -1~+1mV/V(5V印加時)
 -2~+2mV/V(2.5V印加時)
・付加コード/R10
 -0.5~+0.5mV/V(5V印加時)
 -1~+1mV/V(2.5V印加時)
・付加コード/R05
 -0.25~+0.25mV/V(5V印加時)
 -0.5~+0.5mV/V(2.5V印加時)
ローパスフィルタ
・付加コード/F2K:約2kHzまたは約2Hz
・付加コード/F1:約1Hzまたは約2Hz
A/D変換回数:2000回以上/秒
●印加電圧:5V±10%または2.5V±10%(印加電圧2.5V時は入力範囲などが2倍になります)
許容電流:60mA以下(350Ω系ロードセルを4台まで並列和算接続可能:5V印加時)
100mA以下(2.5V印加時)

出力仕様

出力レンジ:0~10V(入力0~100%に対して)
許容負荷抵抗:100kΩ以上
出力範囲:-115~+115%

設置仕様

消費電流
・直流電源:約160mA
使用温度範囲:-10~+55℃
保存温度範囲:-20~+65℃
使用湿度範囲:30~90%RH(結露しないこと)
使用周囲雰囲気:腐食性ガス、ひどい塵埃のないこと
取付:壁またはDINレール取付(35mmレール)
質量:約220g

性能

基準精度:
・付加コード/R05以外
 ±0.04%(平均回数128以上)
 ±0.05%(平均回数64)
 ±0.10%(平均回数8、16、32)
 ±0.15%(平均回数4)
 ±0.20%(平均回数2)
・付加コード/R05
 ±0.05%(平均回数512以上)
 ±0.10%(平均回数64、128、256)
 ±0.20%(平均回数16、32)
 ±0.30%(平均回数2、4、8)
・モニタ出力変換精度:±0.1%
変換データ
・入力0/入力1:ゼロ点からスパン点に対し0~10000
・トータル入力データ:入力0と入力1の和
温度係数
・ロードセル入力:±0.015%/℃
・モニタ出力:±0.015%/℃
入力回路の遅延時間
・ローパスフィルタ 2kHz:20ms以下(0→90%)
・ローパスフィルタ 2Hz:200ms以下(0→90%)
・ローパスフィルタ 1Hz:400ms以下(0→90%)
出力回路の遅延時間:250ms以下(0→90%)
分解能:1/10000
絶縁抵抗:100MΩ以上/500V DC
耐電圧:入力0・モニタ出力0-入力1・モニタ出力1-
MECHATROLINK・FE-供給電源間
1500V AC 1分間

適合規格

適合EU指令:
電磁両立性指令(EMC指令)
 EMI EN 61000-6-4
 EMS EN 61000-6-2
RoHS指令

コンフィギュレータソフトウェア設定

コンフィギュレータソフトウェアを用いることにより、以下の設定が可能です。
コンフィギュレータソフトウェア(形式:R7CFG)の使用方法については、R7CFGの取扱説明書をご覧下さい。

パネル図

端子配列

■入出力の配線
■供給電源の配線

MECHATROLINK対応コマンド

データ変換

■入出力レンジと変換データ(出荷時設定値)

応答時間

アナログ入力ユニットの応答時間は、0→100%のステップ状の入力信号が与えられてから、本器(スレーブ)の通信用ASICが90%の入力信号を送信するまでの時間です。
TCOM:上位機器(マスタ)で設定しているMECHATROLINK-Ⅲ伝送周期。
MECHATROLINK-Ⅲの伝送周期は、システム構成、設定によって変わります。

TINP:入力ユニット応答時間≦入力回路の遅延時間(Ta)+変換速度*1(Tb)+入力内部処理遅延時間(Tc)(伝送周期2回分)

*1、変換速度(A/D変換回数)×平均回数となります。

例、平均回数2回、入力回路の遅延時間:20ms、MECHATROLINK-Ⅲ伝送周期:0.5msの場合
   入力ユニット応答時間(TINP):入力回路の遅延時間(20ms)+変換速度(0.5ms)×平均回数(2回)+
   入力内部処理遅延時間(0.5ms×2)=22 [ms]

ビット配置

アナログ入出力ユニットは、コンフィギュレータソフトウェア(形式:R7CFG)にてスケーリングが可能です。詳細はコンフィギュレータソフトウェアの取扱説明書をご参照下さい。

外形寸法図(単位:mm)・端子番号図

取付寸法図(単位:mm)

ブロック図・端子接続図

EMC(電磁両立性)性能維持のため、FE端子を接地して下さい。
注)FE端子は保護接地端子(Protective Conductor Terminal)ではありません。