*一部表示できない項目がございます。
詳細につきましては仕様書PDFをご参照ください。


R3S-CM2A

リモートI/O変換器 R3 シリーズ

熱量演算カード
(コネクタ形スプリング式端子台)

形式:R3S-CM2A①②

価格
基本価格 60,000円
加算価格
通信2重化 +5,000円
・オプション仕様により加算あり。

ご注文時指定事項
・形式コード:R3S-CM2A①②
①、②は下記よりご選択下さい。
(例:R3S-CM2AW/Q)
・オプション仕様(例:/C01)

入力数
2A:2入力

①通信
S:シングル
W:2重化

②付加コード
◆オプション仕様
無記入:なし
/Q:あり(オプション仕様より別途ご指定下さい。)

オプション仕様
◆コーティング(詳細は、弊社ホームページをご参照下さい。)
/C01:シリコーン系コーティング +500円
/C02:ポリウレタン系コーティング +500円
/C03:ラバーコーティング +500円

注意事項
・通信カード(形式:R3-NC2、R3-NEIP1、R3-NF□、
R3-NL□)と組合わせて使用することはできません。
・通信カード(形式:R3-NC1、R3-NC3、R3-ND□、
R3-NE1、R3-NFL1、R3-NM1、R3-NM4、R3-NP1)の場合はファームウェアバージョンV2.00以降、通信カード(形式:R3-NM3、R3-NML3)の場合はファームウェアバージョンV1.00以降をご使用下さい。

関連機器
・BAコントローラ(形式:BA3-CL□)
・インテリジェントコントローラ(形式:BA3-CB□)

機器仕様
接続方式
・内部通信バス:ベース(形式:R3-BS□)に接続
・入力信号:コネクタ形スプリング式端子台
(適用電線サイズ:0.2~1.5mm2、剥離長 10mm)
・内部電源:ベース(形式:R3-BS□)より供給
アイソレーション:往温度入力1・還温度入力1・流量入力1・接点入力1・接点入力2-往温度入力2・還温度入力2・流量入力2・接点入力3・接点入力4-内部通信バス・内部電源間
冷暖切換設定:自動切換、コマンド切換、接点入力切換から選択、側面ディップスイッチにより設定
演算開始信号設定:コマンド、接点入力から選択、側面ディップスイッチにより設定
往温度入力設定:系統2の往温度入力を側面のディップスイッチにより設定
積算値プリセット設定:コマンドにより設定
温度入力の種類設定:側面ディップスイッチにより設定
温度単位:摂氏(℃)
流量単位設定:m3/h、L/minを側面ディップスイッチにより設定
熱量単位設定:MJ、GJを側面ディップスイッチにより設定
バーンアウト設定:上方または下方を側面ディップスイッチにより設定
RUN表示ランプ:赤/緑2色LED
内部通信バス1正常時、赤色点灯
内部通信バス2正常時、緑色点灯
バス1およびバス2が共に正常な場合は赤色と緑色が同時に点灯し橙色となります。
ERR表示ランプ:赤/緑2色LED
バーンアウト発生時、赤色点灯
正常動作時、緑色点灯

入力仕様
■温度入力
許容導線抵抗:1線あたり10Ω以下
入力検出電流:約0.5mA
入力可能範囲
測温抵抗体:
(入力可能範囲)(バーンアウト値)
  Pt100(JIS’97、IEC):
 (-20~+220℃)(-240.00、+327.67 ℃)
  Pt100(JIS’89):
 (-20~+220℃)(-240.00、+327.67 ℃)
  JPt100(JIS’89):
 (-20~+220℃)(-236.00、+327.67 ℃)
温度差ローカット値:R3CONにより設定(初期値:0.50℃)

■流量(電流)入力
入力抵抗:250Ω(0.25W)
入力レンジ:4~20mA DC
瞬時流量ローカット値:R3CONにより設定(初期値:1.00%)

■熱量演算仕様
・熱量演算式
冷房、単位:L/min時
瞬時熱量(MJ/h)=
K1(K2)×K5×ΔT1×瞬時流量×60/1000
冷房、単位:m3/h時
瞬時熱量(MJ/h)=K1(K2)×K5×ΔT1×瞬時流量
暖房、単位:L/min時
瞬時熱量(MJ/h)=
K3(K4)×K5×ΔT2×瞬時流量×60/1000
暖房、単位:m3/h時
瞬時熱量(MJ/h)=K3(K4)×K5×ΔT2×瞬時流量
K1:冷房時瞬時熱量1の比熱(初期値:1.0000)
K2:冷房時瞬時熱量2の比熱(初期値:1.0000)
K3:暖房時瞬時熱量1の比熱(初期値:0.9849)
K4:暖房時瞬時熱量2の比熱(初期値:0.9849)
K5:カロリー係数(初期値:4.186)
ΔT1(冷房時温度差)=還温度-往温度
ΔT2(暖房時温度差)=往温度-還温度
K1~K5はR3CONにより変更可能

■積算流量演算仕様
・積算流量演算式
単位:L/min時
積算流量=瞬時流量/60×演算周期
単位:m3/h時
積算流量=瞬時流量/3600×演算周期
上記の演算結果を演算周期毎に積算

■積算熱量演算仕様
・積算熱量演算式
積算熱量=瞬時熱量/3600×演算周期
上記の演算結果を演算周期毎に積算
■接点入力
入力点数:4点
・接点入力1、3:演算開始信号
・接点入力2、4:冷暖切換信号
絶縁方式:フォトカプラ絶縁
入力抵抗:約1kΩ
コモン:2点1コモン(4端子)
入力検出電圧:約6V DC
ON電流/ON抵抗:2.5mA以上/1kΩ以下
OFF電流/OFF抵抗:1.5mA以下/10kΩ以上

設置仕様
使用温度範囲:-10~+55℃
使用湿度範囲:30~90%RH(結露しないこと)
使用周囲雰囲気:腐食性ガス、ひどい塵埃のないこと
取付:ベース(形式:R3-BS□)に取付
質量:約200g

性能
■入力共通
変換速度:200ms/1s/2s
占有エリア:16
消費電流:約50mA
温度係数:±0.015%/℃
絶縁抵抗:100MΩ以上/500V DC
耐電圧:往温度入力1・還温度入力1・流量入力1・接点入力1・接点入力2-往温度入力2・還温度入力2・流量入力2・接点入力3・接点入力4-内部通信バス・内部電源間
1500V AC 1分間
供給電源-FG間(電源カードにて絶縁)
2000V AC 1分間
■温度入力
変換精度:±0.1℃
分解能:0.01℃
変換データ
・温度単位が℃:実量値×100の整数
バーンアウト検出時間:2s以下

■流量(電流)入力
変換精度:±0.05%
変換データ
・流量:入力レンジに対して0~10000

■演算機能
演算周期:変換速度と同じ
データ表示:
・瞬時熱量:0~10000(MJ/h)
・積算熱量:
0.00~999 999.99 *(MJ)/0.00~9 999.99(GJ)
オーバーフロー時の動作:クリアして0から再カウント
・積算流量:各単位に対して0.00~999 999.99 *
オーバーフロー時の動作:クリアして0から再カウント
*、データ変換誤差により、小数点以下2桁の値が異なる場合があります。

解説
■熱量演算開始機能
側面ディップスイッチにより、コマンド、接点入力から選択可能です。
コマンドの場合、熱量演算開始ビットを“1”にすると、熱量演算を開始します。“0”にすると、熱量演算を停止します。
接点入力の場合、接点入力1または3を“ON”すると、熱量演算を開始します。“OFF”にすると、熱量演算を停止します。

■冷暖切換選択
側面ディップスイッチにより、自動切換、コマンド切換、接点入力切換から選択可能です。
自動切換の場合、往温度入力1、2が30℃以上で暖房、30℃未満で冷房となります。
コマンド切換の場合、冷暖切換ビットを“1”にすると暖房、“0”にすると冷房となります。
接点入力切換の場合、接点入力2または4を“ON”にすると暖房、 “OFF”にすると冷房となります。

パネル図

入出力データ

外形寸法図(単位:mm)

ブロック図・端子接続図

入力端子番号

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